韓国のLCCのイースター航空が2021年1月15日に正式に裁判所に会社更生法を申請し、裁判所の判断が注目されていましたが、裁判所は現地時間2月4日に更生法の適用を決定したことを発表しました。
韓国ではLCCが乱立した状態であることや、コロナ禍により競争環境が悪く再度破綻危機に陥る可能性もあることから、同社の申請を却下し破産される可能性も指摘されていましたが、イースター航空の計画通り、再生させることが決まりました。
今後同社は、5月20日までに裁判所に更生計画案を提出するスケジュールとなり、出資候補とみられている建設会社・金融会社・投資ファンドなどと交渉を開始するものとみられます。
2021年の韓国の航空業界は、大韓航空がアシアナ航空が買収する予定となっており、それに伴い傘下LCCのエアプサン・エアソウル・ジンエアーが統合される予定となり、またその統合LCCに対抗するためにチェジュ航空とティーウェイ航空が統合する可能性も指摘されており、再編が進むとみられています。
また新規参入のLCCも控えており、このような状況下でイースター航空はどのような立ち位置を目指すのか注目となります。Photo : Boeing
