香港政府は、2021年2月20日より新検疫措置として、パイロットをはじめとする運航乗務員が香港に到着した際に2週間の隔離措置とすることを発表しました。
運航乗務員は、これまで隔離措置の免除対象となっていましたが、同日以降は対象となり、PCR検査を受けた後は指定ホテルで2週間の隔離措置を行い、その後1週間の経過観察期間行い実質3週間の縛りがある措置となります。
なおこの措置により香港をベースとするエアラインは、人員繰りに大きな影響が出ると伴にコストが増大するとして反発したことから、政府はキャセイパシフィック航空の貨物便の重要拠点であるアンカレッジルートではこの措置の対象外とするとしています。※ホテルの隔離措置は免除されるものの3週間の経過観察が必要となります。
また香港をハブとするフェデックスは、一部乗務員をサンフランシスコに一時的に移住させる計画とするなどしており、施行日までに何らかの動きがあるものとみられています。なお香港を発着する海外エアラインについては、往路便に復路の乗務員が搭乗することで回避する方法があることから、実質的に影響を受けるのは、香港をベースとするエアラインとなります。Photo : Hongkong Airport
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