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タイ国際航空の経営再建計画が判明 B747・A380・A330は全機退役へ 4発機は終焉に

事実上の経営破綻となり、裁判所の下で経営再建することになったタイ国際航空は、保有しているB747・A380・A330を全機退役させる計画であることがわかりました。

既に一部機材は、売却リストに掲載されていたことから、機材数の削減を目的とし売却されるものとみられていましたが、現在までに明らかになった経営再建計画では、コスト削減のために保有機種をB787・A350・B777-300ERの3機種に絞るものとなり、それ以外の機種は全機退役とする計画となります。

これにより退役となる機種は、B747・A380・A330・B777/200/200ER/300となり、燃費性能が旧世代の機種に関しては全て退役となり、4発機は全て退役となります。

また、保有機材の減少に伴い、パイロットも大幅に人員整理する計画となり、早期退職を募り最終的に現在の1,300名から900名まで削減する計画で、パイロットの給料も15%~20%削減する新給与体系となります。

同社は、この再建計画を3月2日までに裁判所に提出する予定となり、債権者集会での承認を受けると、この計画の実行に移ることになります。参考記事:The Banhkok insight Photo : Airbus

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