アメリカの中堅LCCのスピリット航空は、パンデミック後の需要回復を見据え、一時解雇とした一部パイロットと客室乗務員を復帰させる方針です。
同社のTed Christie/テッド・クリスティCEOは、パンデミック後の航空需要の回復を見据え「我々は再び大きな雇い主になるだろう」とコメントし、早ければ来月にもパイロットと客室乗務員の訓練を再開するとしています。
また、夏には2019年水準の航空需要に回復することを想定しているとし、ワクチンの普及による新型コロナウイルス感染者数の減少は、旅行者からの信頼を高め、制限を緩和することにつながるはずとの見解を示しています。
アメリカでは、デルタ航空も夏の需要回復に向けてパイロットを復帰させる計画であることがわかっており、今後ワクチンの普及と共に航空需要が予測通りに回復していくことに期待がかかります。今後この流れは、ワクチン後進国の日本でも時間差で起きる可能性があり、アメリカの航空需要の変動には注目が集まります。Photo : Sprit Airlines