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エアタヒチヌイ、一部機材をアリゾナの砂漠地帯で保管

エアタヒチヌイは、保有する一部の機材をアメリカ・アリゾナ州のグッドイヤーで保管することを決めました。

同社は現在計4機のB787-9型機を保有していますが、新型コロナウイルスによる影響で運航路線が相次いで運休となったことで砂漠地帯での長期保管を決めました。既に機材のフェリーは2月13日に終えており、機齢2年のF-OMUAが長期保管となっています。

同社は、通常日本・アメリカ・フランス・オーストラリア・ニュージーランドへ路線を展開していますが、現状では日本路線ををはじめ、多くが運休となっており、1機で路線をカバーできる状態となっています。またタヒチの地理上、雨季には湿度が90%を超えて塩害を受け腐食が進むことから、これを避けるのも一因となっています。さらに観光路線であることから、貨物需要も見込めず、昨今多くのエアラインが採用する旅客機による貨物輸送も収益化は難しいと判断したとみられています。

現在のところ成田線は、2021年7月からの運航再開を予定しており、計画通り進むことが期待されます。Photo : Air Tahiti Nui

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