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スターラックス航空、米国線の開設延期を検討 A350の受領も2022年に延期へ

スターラックス航空は、2022年中旬に就航を予定していたアメリカ本土路線の開設を、2022年末まで延期することを検討していることがわかりました。

これは同社スポークスマンが明らかにしたもので、国際線の本格的再開が見通せず、需要予測も困難であることを理由としています。また2021年第4四半期から受領を予定していたA350の受領は、新型コロナウイルスによるエアバスのサプライチェーンの混乱により遅れるとし、初号機の受領は2022年にずれ込み、2022年に受領する機数も現在調整中としています。

既にアメリカ運輸省(DOT)は、スターラックス航空の乗り入れを認可し、最初の路線は台北/桃園~ロサンゼルス線となる見込みです。その後は、以下の都市への就航を台湾当局に申請しています。

【A350-900型機投入路線】グアム・ホノルル・ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・サンノゼ・オンタリオ
【A350-1000型機投入路線】ニューヨーク(JFK・EWR)・ワシントン・シカゴ・ボストン・ダラス・ヒューストン・マイアミ

同社はA350以外にもA330neoを2021年第4四半期に導入することを予定しており、今後相次いでワイドボディ機が導入されることから、新型コロナウイルスの影響が長引けば、機材計画や路線計画を見直す必要性が生じる可能性があります。参考記事:Taipei Times Photo : Starlux Airlines

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