ANAは、IATAが開発中のアプリ「IATAトラベルパス」の実証実験を国際線にて実施することを発表しました。
『IATAトラベルパス』は、アプリとして開発中で、電子パスポートの様な役割を果たす事が想定されており、新型コロナウイルスのワクチン接種情報や検査結果などがアプリに登録されます。またアプリ内の既存パスポート情報とリンクして個人情報を安全かつ正確に管理し、当局・航空会社・個人で情報を共有できるものとなる見込みです。
今回の実証実験では、検査機関でのデジタル証明書の発行や空港カウンターでのデジタル証明書の確認手続きの検証などを実施する予定です。
現在、新型コロナウイルス検査の陰性証明書やワクチン接種証明書など信頼のおけるデジタル証明書による、グローバルで統一的なアプローチが求められています。ANAは、「IATAトラベルパス」プロジェクトに参画することで、デジタル証明書アプリの実用化に貢献するとともに、国際線の本格的な渡航再開に備えるとしています。Photo : IATA