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エティハド航空、A350-1000型機の運用は2023年以降に

エティハド航空は、計20機の導入を予定しているA350-1000型機を2023年まで運用しない方針であることがわかりました。

これは同社のTony Douglas/トニー・ダグラスCEOが現地紙のインタビューで明らかにしたもので、既に保管されている5機を含め、2023年までA350を運用しないとしています。

同社CEOは「2021年から2022年にかけてどのようにして戦い抜くかが重要であり、機材は主にB787が主力となるだろう」とコメントしており、既報の通りA380も今後運用しない方針を既に明らかにしていることから、運航機種を絞りコスト削減を目指すものとみられます。

また同社が発注し、開発が遅れているB777Xを他機種に変更する可能性を問われた同CEOは『新型コロナウイルスと戦っている現在において、B777-9のスケジュールは、最優先ではありません。現時点で必要なことは、2021年から2022年にかけての戦略に集中することです』とコメントし明言を避けました。

新型コロナウイルスの影響により、提供座席数の多い機材は軒並み避けられる傾向が続いていますが、燃費効率の優れるA350-1000型機も例外ではない状況となっており、大型機材の行く末が危惧されます。Photo : Etihad Airways

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