スペインのチャーターエアラインのワモスエアは、保有するB747-400型機を全機退役させる計画としていましたが、3月26日に最後の同型機(EC-KXN)がスペインを離れ、退役が完了しました。
ワモスエアは、パンデミック以前まで計7機のB747-400型機(EC-KXN、EC-LNA、EC-KQC、EC-MDS、EC-KSM、EC-MQK、EC-MRM)を運用し、2023年までに順次退役させる計画を示していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要の減退により、退役スケジュールを早める計画に変更していました。
Esta historia es ya una leyenda. Gracias, Reina.✈️💜💚#WamosAir #SkyDreamers #AviationLovers #Boeing747 #747 pic.twitter.com/mGVbSIm8db
— Wamos Air (@Wamosair) March 26, 2021
新型コロナウイルスが感染し始めた初期段階では、感染者が相次いで確認され日本に寄港したダイヤモンドプリンセス号の帰国支援便で日本に飛来するなどしたほか、武漢へチャーター便を運航するなど、各国の帰国支援チャーター便の運航で活躍しましたが、帰国支援便の減少に伴い活躍の場を失う形となっていました。
世界的に大型機材となるB747型機の退役が進んでいますが、また1社オペレーターが減ることになってしまい、旅客型のB747をみる機会は益々減ってしまいます。Photo : Wamos Air