LCCとして仁川空港を拠点とし国際中長距離路線に就航する計画のエアプレミアは、B787-9型機の初号機(HL8387)を4月2日に受領したことを発表しました。
ボーイングが一時B787型機のデリバリーを停止していた影響を受け初号機の受領が遅れていましたが、ボーイングがデリバリーを再開したことを受けようやく受領に至りました。現在もエアプレミアは、韓国当局よりAOC(航空運送事業許可)が取得できていない状況が続いていますが、今後受領を弾みとして早期取得を目指す考えです。
同社のB787-9型機は、プレミアムエコノミー56席、エコノミークラス253席で構成される計309席仕様となり、大手位以上のシートピッチを確保しながらも価格はFSCよりも安くLCCよりも高い価格帯を想定しているとされており、コストパフォーマンスの良さを売りにする戦略です。
現在も正確な就航地は明らかにされていませんが、就航当初は東南アジア線を開設するとし、ホーチミン・ハノイ線などが有力とみられます。パンデミック以前の計画では、ベトナム線以外に成田・関西・香港・ロサンゼルス・サンノゼ・バンクーバー・ベルリン・ミュンヘン・ケアンズを候補として挙げており、今後日本にも就航することが期待されます。Photo : Air Premia