現地時間4月2日、アメリカ疾病対策センター/CDCは、旅行に関するガイドラインを改定し、ワクチン接種後は安全に旅行ができるとの認識を示しました。
同センターは、これまでは不要不急の国内移動を控えるよう声明を出していましたが、ワクチンの一定の効果を確認したことから、引き続きマスク着用などの予防措置をとる事により、ワクチン接種後は安全に旅行ができるとの認識を新たに示しました。
同センターが定義する『ワクチン接種者』は、最後のワクチンを接種して2週間が経過した人を指しており、ワクチン接種者は相手国で検査を求められない限り検査を受ける必要はなく、自主隔離期間も必要としないとしています。
既にアメリカでは、夏休みシーズンに向けて航空需要が回復傾向にあることが伝えられていますが、今回CDCが事実上旅行を認めたことにより、今後国内旅行を中心に需要が急速に回復する可能性があります。ワクチン接種が進むアメリカで、今後国内旅行が活発になった際に感染状況がどのように変化するかは世界中が注目しており、結果次第では日本も追従するような形をとることも考えられます。
引き続きCDCは、『私たちは、すべてのアメリカ人に、順番が来た際はすぐに予防接種を受けることを奨励します。それにより、私たちは日常生活を取り戻すことができます。』と声明を出しており、ワクチンを接種するよう呼びかけています。