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デルタ航空、中央席を空席とする機内でのソーシャルディスタンスを4月末で終了 航空需要が回復

デルタ航空は、機内の中央席の予約ができないようにし、ソーシャルディスタンスをとる措置を2020年4月から続けてきましたが、2021年4月末をもって終了することを発表しました。

今回の解除理由については、機内の換気、清掃、マスク着用の義務化により感染リスクを払拭できることを理由としていますが、実際は航空需要の回復を受けたものと推測されています。また2019年にデルタ航空を利用した人の約65%が、5月1日までに少なくとも1回の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けているという予測データも判断材料になったとしています。

昨年には多くのエアラインが同様の措置を採用しましたが、徐々に解除するエアラインが増えていきアメリカではデルタ航空のみとなっていました。

現在アメリカでは、国内レジャー需要を中心に航空需要が回復基調であることが明らかになっており、各社夏のピークシーズンに向け、受け入れ体制を整えている状況となります。Photo : DELTA

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