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JAL、P&W社製エンジン搭載の国内線仕様B777型機の全機退役を発表

JALは、P&W社製エンジンを搭載した国内線仕様B777-200型機の全機退役が完了したことを発表しました。

同型機は昨年12月に発生したJL904便の重大インシデントやユナイテッド航空機の同型のエンジンでトラブルが発生した影響により2021年2月21日より運航を停止しています。

そして現在も運航再開の時期が未確定であることことから、2021年度内にて退役させる予定であった7機について、経済性の観点から2020年度内に退役させることを決定したとしています。

JALは、1996年にP&W社製エンジンを装備した国内線仕様ボーイング777-200型機を導入し、その後の777-300型機も含め、約25年間にわたり同型機を運航してきました。今後は計画通りA350型機の導入を進め、国際線仕様機材の国内線への投入などの対応を行い、提供座席数の確保に努めるとしています。

なお今回の早期退役の決定の影響による機材変更により、座席指定が予告なく変更となる場合があるとしています。

12月4日に発生したJL904便の重大インシデントにおいて国交省が対応を発表 JALとANAの同型機のエンジンの緊急点検を実施

ユナイテッド航空のエンジントラブルで機体も損傷していたことが判明

JAL、2020年度末までに国際線B777-200ER型機全11機を退役させ2022年度末には国内線B777を全機退役させることを発表