国土交通省航空局は、新潟県及び新潟市の要望を踏まえ、新潟空港へのコンセッションの導入可能性検討、事業スキーム案の検討及びその他必要な課題整理を行うことを目的として、幅広く意見を募集する民間ヒアリングを実施すると発表しました。
同省は、関心を持つ事業者に対し関心表明書、守秘義務誓約書、ID申請フォームを提出するよう通達しており、今後どのような企業が名乗りを上げるのか注目となります。
これまで新潟県では、新潟空港空港活性化検討会議が開催され、コンセッションの導入などを議論してきた経緯があり、空港や周辺エリアの活性化を図りたい考えです。
なお従来からの認識では、国が公表している空港別収支の赤字が大きいことなどから、新潟空港での民間委託導入はハードルが高いとされていた上、民間委託導入済み又は手続中の空港は、いずれも年間利用者数が200万人を超え、仙台以外は羽田線があるのに対して、新潟空港は100万人規模で羽田線がなく前提が異なることから、慎重な意見が根強くありました。Photo : 新潟空港