ベトナム政府は、2021年7月より日本発の定期便を含めた定期国際線の到着便の受け入れを再開する事を検討していることがわかりました。
現在日本~ベトナム間の国際線においては、ベトナム政府が国際線の受け入れを停止している影響を受け、ANA・JAL・ベトナム航空・ベトジェットエアがベトナム発の片道運航として運航を行っていますが、今後これらの路線は日本発分も定期旅客便として運航が可能となる見込みです。
これはワクチンパスポートの普及を前提として検討されているもので、第1段階としてベトナム国民向けの国際線の到着便を受け入れ、7月からは日本・韓国・台湾からの定期便の受け入れを再開し、1週間最大7,000人を条件に受け入れを再開します。なおこの時点では引き続き短縮の検疫期間が設けられる見込みです。
その後9月からはワクチンパスポートの全面的な運用に移行する計画で、各国の集団免疫の獲得状況を評価し、再開路線は決定される見込みとなり、検疫期間も不要となることが検討されています。なおワクチンにおいては、ベトナム政府が認定したもののみ有効になる見込みです。
長らく国際線の受け入れを停止してきたベトナムにおいては、ようやく再開に向けた動きが出てきており、今後スムーズに計画に移行できるのか注目となります。Photo : VNA