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カンタス航空、モハーベ砂漠で保管している12機のA380は今後も全機運用を継続へ

カンタス航空は、現在アメリカのモハーベ砂漠で保管している12機のA380を、全機復帰させる計画であることがわかりました。

これはCAPAのオンライン会議で同社のAlan Joyce CEOが明らかにしたもので、これまでも同機の運用を継続する意向を示していましたが、今回は全機を復帰させる計画であることを明らかにしています。また、これまでA380に対して多額の投資を行い座席をアップグレードするなどしており、需要があれば同機は良い機材であり続けるとしています。

なお現時点では、2024年頃までは新型コロナウイルスの影響以前の需要に戻ることは難しいとの認識を示しながらも、需要が戻ってくることはわかっており、それは時間の問題であるとし、早期に需要が戻った際にはロサンゼルスの整備拠点を利用し、3~6ヵ月で同機を運用に戻す準備が整うとしています。

これまで一部のアナリストは、このまま同機が退役になるとの予測をしていましたが、現状では需要が戻り次第全機が復帰する見込みとなります。Photo : Qantas

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