2021年4月4日にニューデリーから香港に到着したビスタラUK6395便(A321neo)において、47名の新型コロナウイルスの陽性が確認されたことがわかりました。
現在香港当局は、21日間の検疫期間を設けるなど検疫体制を強化しており、香港に到着する全ての乗客に指定医療機関の72時間以内の陰性証明書の提出を義務付けていますが、今回その陰性証明書を取得した47名の乗客から新型コロナウイルスの感染が確認されています。
発覚までの経緯は、25名が隔離11日以内に陽性が確認され、隔離12日目に同便全旅客を対象に再検査を行ったところ新たに22名の陽性が確認されたとしています。
なお今回の1便あたりの陽性者数は過去最高となり、香港当局は感染経路などを詳しく調査する方針です。今後陰性証明書の提示により、隔離期間なしで入国を認める国が出てくる見込みですが、今回のようなケースの場合、ウイルスを国内に流入させることになるため、再考する国が出てきてもおかしくありません。Photo : Vistara