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キャセイパシフィック航空、2021年3月の乗客数は前年比94%減

キャセイパシフィック航空は、2021年3月の搭乗実績を発表しました。

搭乗者数は前年同月比94%減の18,539人となり、搭乗率は21.2%で平均して1日あたり598人の乗客を輸送した計算となり、引き続き厳しい状況が続いています。

また同社のRonald Lam CCOは、乗務員に対する新検疫措置の影響により、現在の主な収入源となる貨物事業に影響が出たとし、貨物輸送量が前年比で39.4%減少したことを明らかにしています。しかしながら今週からワクチンを接種した乗務員での運航により、これまでの検疫措置を回避できることから、今後の回復に期待感を示しています。

また今年の乗務員の検査においては、18,500件以上のテストで陽性者数はゼロが続いているとし、乗務員のプロ意識が高く維持されていることにも言及しています。

国際線が主力のキャセイパシフィック航空は、パンデミック以降大きく改善することなく今日まで低迷していますが、ワクチンの普及を機に好転することが期待されています。Photo : Cthay Pacific

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