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エールフランスKLMグループ、777-300ERSFの導入を検討か

エールフランスKLMグループのBenjamin Smith CEOは、現在開発中の777-300ERSFの導入を検討していることを示唆しました。

これは先日行われた世界航空フェスティバルで、同氏が貨物事業について語った際に明らかになったもので、以下の内容の発言がありました。

まず貨物事業は2019年に比べ好調に推移しているとし、今後の貨物事業の成長戦略において、既存機を貨物機に改修するのか貨物専用機を導入するのかは、まだ決定していないとしました。またB777-300ERを貨物機に改修するという新たなプログラムがあり、これは興味深いオプションの一つであるとし、現在開発が進められている777-300ERSFの導入も視野に入っていることを示唆しました。

現在エールフランス航空は43機のB777-300ERを保有、KLMオランダ航空は16機を保有していることから、大型機の需要が今後低迷するとの予測からも777-300ERSFに改修することは現実的なオプションの一つとなります。

なお777-300ERSFの開発は、当初の予定よりも前倒しで進んでおり、開発を手掛けるGECASとイスラエル航空宇宙産業(IAI)は、2030年までに150機以上の受注を見込んでいます。Photo : Air France KLM

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