アメリカン航空は、2021年秋にもパイロットの採用を再開する方針であることがわかりました。
これは国内の航空需要が回復しているためで、年末までに約300名を採用し、2022年には約600名を採用する計画とみられています。アメリカン航空は、今夏の国内線においてパンデミック以前の水準の90%を運航する予定しており、ワクチン接種が進むにつれ国内線は徐々に正常化する見込みです。
またアメリカン航空以外でもユナイテッド航空、デルタ航空、ジェットブルー航空、スピリット航空でもパイロットを増員する動きがあり、アメリカの航空業界は全体的に回復基調となっています。
欧米ではワクチン接種が急速に進んでいることから、今年の夏には旅行需要が大きく回復する見込みですが、ワクチンの接種が遅れる日本では、国内線においても当面の回復が見込めない状況となっており、国のウイルス対策に左右されているのが現状です。Photo : Boeing