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フィンエアー、ワクチン接種証明書での搭乗が可能に 国際線の正常化に一歩前進

フィンエアーは、2021年5月11日よりフィンランド行きの自社便において、ワクチン接種証明書で搭乗が可能になる事を発表しました。

同社はこれまで新型コロナウイルスの陰性証明書の提示により搭乗を認めていましたが、新たにワクチン接種証明証でも搭乗が可能となります。

同社のKimmo Ketolaメディカルディレクターは『ワクチンはパンデミック対策に威力を発揮することが証明されました。ワクチン接種証明書は、旅行者の健康と安全を確保するために、来るべきEUデジタルグリーン認証で重要な役割を果たすことになるでしょう。またワクチン接種を受けた人が感染してウイルスを感染させる可能性は非常に低いと考えられます』とコメントしています。

同社は、世界保健機関(WHO)または欧州医療機関(ESA)によって承認されたすべての新型コロナワクチンの接種証明書を受け付けるとし、ワクチンは搭乗日の21日前までに接種する必要があるとしています。また証明書には、名前、生年月日、ワクチン製造者名、接種した時間と場所、証明書の発行者が記載されている必要があります。

なお現時点で世界に多く流通している中国のシノファーム製のワクチンは、WHOが承認していないため除外となります。(近日中に承認との情報もあり) 【参考】WHO承認ワクチン:ファイザー・アストラゼネカ・モデルナ・ジョンソンアンドジョンソン

今後国際線においては、ワクチン接種または陰性証明書が当面の間必須になると考えられえおり、フィンエアーが主要エアラインとして初めてワクチン接種証明書で搭乗を認めることにより、航空業界が回復に向けて一歩前進したとも考えることができます。Photo : Finnair

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