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マレーシア航空、IATAトラベルパスアプリの試験運用を開始

2021年4月29日、マレーシア航空はIATAトラベルパスアプリの試験運用を開始した事を発表しました。

この試験運用は、2021年5月27日までクアラルンプール~ロンドン線で運用される予定となっており、国内航空会社では初めての導入となります。

今回の運用開始に伴い同社は『乗客にとってより使いやすく、親しみやすいものにするために、技術的、文化的な要素を考慮しながら、航空会社のデジタルトラベルヘルスパスの最終バージョンを適切に形成することができるでしょう』とコメントしています。

同アプリは、電子パスポートの様な役割を果たす事が想定されており、新型コロナウイルスのワクチン接種情報や検査結果などがアプリに登録されます。またアプリ内の既存パスポート情報とリンクして個人情報を安全かつ正確に管理し、当局・航空会社・個人で情報を共有できるものとなります。

今後このアプリは、当面の間海外旅行に必要不可欠なものになると考えられており、今後各社試験運用を終えると、本格的な運用に移行する見込みです。参考記事:The edge markets Photo : Airbus

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