アメリカの運輸保安局が公開したデータによると、2020年3月に航空需要が急落して以降、2021年5月2日にはじめて1日の保管検査通過者が160万人を超えたことがわかりました。
この利用者数は、パンデミック以来最多となりますが、2019年水準に照らし合わせると未だ35%減の状態となります。しかしながらワクチンの接種拡大により確実に航空需要は回復しているほか、大方の予想通りレジャー需要が先行して回復しているとみられています。
特に日本人にも人気のハワイにおいては、国内客で賑わいを取り戻しつつあり、今後ワクチンパスポートの運用も開始され、将来的には国際線に適用される見込みであることから、国際線の回復の希望の光が微かに見え始めています。
またアメリカとイギリスの旅行業界の約50団体は、バイデン大統領とジョンソン首相に対し、両国間の旅行規制を解除するよう要請し、6月上旬に開催されるG7会議の前に、両首脳が米英両国の国民のために、米英間の航空旅行市場を完全に再開すると発表することが理想的であるとしており、今後どのような動きがあるのか注目されています。
日本ではワクチン接種遅れにより航空需要が停滞したままですが、今後ワクチンが普及すると航空需要も回復していくことが予想されますが、それまでは辛抱の期間となりそうです。Photo : TSA