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エミレーツ航空、2021年冬ダイヤではパンデミック以前の70%の運航規模を計画 需要の回復には楽観的

エミレーツ航空は、2021年冬ダイヤにおいてパンデミック以前の70%の運航規模とすることを計画していることがわかりました。

これは同社のAdnan Kazim最高商務責任者が明らかにしたもので、世界的にワクチン接種が普及することで、各国が国境を再び開き航空需要が回復していくと楽観的に考えているとしています。

このような事から冬ダイヤにおいてはパンデミック以前の70%の運航規模にする予定としたほか、10月に開催されるドバイ万博に向けネットワークの拡充を図るとしています。なおパンデミック以前までは、157の就航地がありましたが、現在は120まで回復したとしています。

また同社は航空需要の減退によりB777を主力機材として運用し、現在151機が稼動していますが、今後運航規模を回復させるにはA380の輸送量が必要となることから、徐々に地上保管されているA380が復帰していくことが予想されます。
参考記事:Gulf news Photo : Emirates

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