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ルフトハンザドイツ航空、A380の長期保管プログラムが一段落 最終機は翼を振ってフランクフルト空港を離陸

現地時間5月5日、フランクフルト空港で保管されていたルフトハンザドイツ航空のA380が、また1機長期保管に向けてスペインのテルエル空港に向かいました。

今回フェリーされたのは、『D-AIML/ハンブルク』となり、フランクフルト離陸後すぐに翼を振る動作をみせました。この動作は通常別れを告げるものですが、今回は何を意味するのか明らかにされていません。

なお同機のフェリーをもって同社が計画しているA380の長期保管プログラムは一段落することになり、フランクフルト空港には政府の要請などによる緊急的な大量輸送の必要が生じた際に迅速に対応できるよう当面2機を保管し、残るA380は全て長期保管のためにテルエル空港やタルブ空港に移動した事になります。

ルフトハンザグループは、想定外に需要が回復した場合にだけA380を復帰させるとしているほか、今後数年内に同機を退役させる計画を明らかにしているため、このまま退役になるとの見方が有力です。Photo : Austrian Airlines

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