4月上旬にボーイングのB737MAXにおいて電気系統の不具合が見つかったことから、ボーイングは出荷を停止し、対象機の運航も停止するようオペレーターに通知するなどしていましたが、この度不具合の改修においてFAAより承認を受けたことがわかりました。
改修の所要時間は、9時間~24時間とされており、比較的簡易的な改修で作業を終えることでができることから、運航停止となった機体(約100機)も早期復帰が見込まれています。また出荷再開の準備も終えたとしており、現時点にて全ての問題を払拭できた形となります。
今回の電気系統の問題は、以前の墜落事故の起因したシステムの問題とは無関係としており、今回の改修作業により、同機のシステムは他機以上のパフォーマンスを発揮できるとの見解をFAAのSteve Dickson長官は述べています。
また今回停止対象となっていた機体は、大半がアメリカのエアラインが保有していましたが、回復傾向にある航空需要に水を差すような事態は避けられた格好となります。Photo : Boeing