先日、フィリピン航空が2021年5月末までにチャプター11を米裁判所に提出する計画であるとの報道があり、これに対して同社は声明を発表しています。
同社は、再建案の詳細を明らかにするのは避け、『手続きが進行中であるため、詳細が確定したら適切な時期に必要な開示を行います 』と声明を発表しました。また再建計画において運航に影響を及ぼすことはないとしており、利用者には影響がないとしています。
昨年11月には同国のCarlos Dominguez財務大臣がフィリピン航空がチャプター11を申請することになるとしていることから、現在も申請の準備を進めているものとみられ、早ければ今月中にも申請がなされるものとみられています。
新型コロナウイルスによる影響の長期化により、多くのエアラインが財務状況が思わしくない状態が続いており、今後も世界的に再編が続くものと考えられます。参考記事:abs-cbn Photo : Airbus