アメリカのCDC/疾病対策センターは、ワクチンの接種を終えた人はマスクの着用が不要であるとの新指針を発表しました。
ワクチンの接種を終えた人は、日常生活に戻る事ができるとし、ソーシャルディスタンスの確保も大半のケースで必要ないとしています。また屋内外のあらゆるイベントなどにおいても着用は不要としており、経済活動が活発になるにつれて人の移動が増加することが想定されます。
また国内旅行においては、事前検査や自己隔離も必要無いとしていることもあり、現在回復傾向にある航空需要がさらに加速することが考えられます。なお引き続き航空機を含む公共交通機関、病院などではマスクの着用は必要としています。
今回の基準緩和には、ワクチンの接種者数が減っていることから、それを増やす狙いがあるとみられており、集団免疫の獲得に向けた新施策となります。Photo : SFO