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キャセイパシフィック航空、乗務員に対してワクチン接種の義務化を検討 同社特有の事業も影響

キャセイパシフィック航空は、パイロットや客室乗務員に対して新型コロナウイルスワクチンの接種を義務化する事を検討しているとSCMPが報じました。

5月13日現在において、パイロットの80%がワクチン接種を終えていますが、客室乗務員は40%が接種済みまたは予約済みとなっています。現在のところワクチン接種は任意であることから、残る乗務員全員が接種する可能性は低いことが予想されています。

同社は残る乗務員に関しても接種が必要と考えており、同社の国際線のみの運航路線しか持たないというビジネスモデル上、ワクチンを接種していない乗務員は雇用できなくなる日が訪れることは明らかであるし、将来的には香港を拠点とする乗務員にとってワクチン接種が必須条件となる可能性が高いとの見解を示したとされています。

今後の国際往来においては、ワクチンの接種が最低条件となる可能性も高いため、キャセイパシフィック航空の以外にもデルタ航空が国際線の乗務員にはワクチン接種を義務化する事を検討しており、今後このような対応を取るエアラインが増える事も予想されます。Photo : Cathay Pacific

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