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カンタス航空、2023年に6機のA380型機が復帰へ

カンタス航空のアラン・ジョイス CEOは、A380は2023年に6機が復帰する事を想定していると地元紙のインタビューで明らかにしました。

同社は、新型コロナウイルスの影響を受け、航空需要・長距離線需要が著しく低下したことから保有する全12機のA380をアメリカで2023年まで保管することを発表していますが、同CEOによれば現在想定しているスケジュールでは2023年に同機の運航が再開され、2023年末には6機が稼働するとしています。また残る6機に関しても順次復帰していくことになるとの見通しを述べています。

一時は同機がこのまま退役するとの憶測があったものの、同CEOは明確に否定し、今後も運用する事を明言しており、世界的に退役が同機を今後も運用する方針を示した数少ないエアラインとなってます。

先日にはアメリカのビクタービルで長期保管しているA380の1機(VH-OQC)がロサンゼルスまで飛行した事がわかっており、恐らくは同社の整備施設に移動したものとみられ、将来の復帰に備え何らかの作業が行われているとみられています。Photo : Qantas

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