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キャセイパシフィック航空の3名の元従業員が在籍時の福利厚生の不正利用で汚職捜査機関に起訴される

キャセイパシフィック航空の3名の元従業員が、香港の汚職捜査機関のICACに起訴されました。

この3名は、同社在籍時に福利厚生として利用できる「コンパニオン・トラベル・スキーム」において不正利用を行ったことから今回起訴に至っています。

この制度は、同社従業員が、恋人、兄弟、家族、友人を旅行パートナーとして指名することが認められているもので、自社とその提携航空会社の航空券を割引料金で購入することができるものとなります。この3名は友人などから割引航空券の見返りとして多額の現金を受け取ったとされており、総額は98,000香港ドル(約137万円)を受け取っていたとされています。

当局は、このような行為が賄賂であると判断し起訴しており、3名の裁判は明日25日に行われる予定となっています。日本をはじめ多くのエアラインが福利厚生として自社便を割引料金で利用できる仕組みがありますが、今回発覚した行為は氷山の一角の可能性があります。参考記事:The standard Photo : Cathay Pacific

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