FSC 航空ニュース

アメリカ連邦航空局、メキシコ航空当局の安全評価をカテゴリー2へ格下げ 新規乗り入れ禁止

 2021年5月25日、米国連邦航空局(FAA)は、メキシコ航空当局の安全評価をこれまでのカテゴリー1からカテゴリー2へ格下げしたことを発表しました。

 これはFAAの検査官が、2020年10月から2021年2月にかけて実施した検査において、メキシコ当局が最低安全基準を遵守していな箇所があったことから取られた措置となり、具体的には検査官の数が不足していることや、規制当局を政治的な干渉から隔離して独立性を確保するための法律が不十分であることなどの問題が指摘されたとされています。なお同社がカテゴリー2分類されるのは2010年以来となります。

 カテゴリー2になったことで、今後メキシコ籍のエアラインは、アメリカ路線において新路線の開設・増便・コードシェアの実施が禁止されることになり、パンデミックからの回復基調にあるタイミングで運航規模に制限がかかるのは大きな痛手となり、コードシェアを実施しているデルタ航空にも影響が及ぶことになります。Photo : AICM

アエロメヒコ航空、初号機となる機齢7年のB787-8型機を退役

アエロメヒコ航空、B737MAXの半数をキャンセル

アメリカ連邦航空局、マレーシア航空当局の安全評価をカテゴリー2へ格下げ エアアジアXの日本発アメリカ線の就航計画に影響も