ルフトハンザドイツ航空は、フランクフルト空港で保管していた2機のうち1機を長期保管のためにテルエルへフェリーことがわかりました。
当初の計画では、政府の要請などによる緊急的な大量輸送の必要が生じた際に迅速に対応できるよう当面2機を保管する予定でしたが、そのうちの1機(D-AIMM)が長期保管のためにテルエル空港に向かい、計画を変更したものとみられています。
Llegada del número 20 de A380's en aeropuerto de Teruel @aeropuerteruel pic.twitter.com/JO9JTUO05I
— Aeropuerto de Teruel, vuela la innovación (@aeropuerteruel) June 1, 2021
また公式には発表されていないものの、情報筋によれば9月にも最後の1機(D-AIMH)が長期保管のためにフェリーされる計画とみられ、今後同社の計14機は テルエル空港やタルブ空港などの国外で保管されることになり、最終機をもってルフトハンザドイツ航空のA380のドイツでのフライトが最後となる可能性が出てきています。
ルフトハンザグループは、想定外に需要が回復した場合にだけA380を復帰させるとしているほか、今後数年内に同機を退役させる計画を明らかにしているため、このまま運航に復帰することなく退役になるとの見方が有力です。Photo : Lufthansa
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