エアアジアグループの物流事業を手掛けるテレポートは、初の貨物機となるB737-800Fを導入することを発表しました。
この貨物機はリースでの導入となり、2021年第3四半期からアジア全域で運航を開始し、バンコクのテレポート・ハブを拠点に活動します。これにより、中国、インド、東南アジア間の路線ネットワークが強化され、テレポートの長距離市場との接続性が向上するとしています。
また2機のA320型機から座席を取り除く改修を行い一時的な貨物機とし、搭載量を増やすことで、アジアの主要な貨物エアラインとしての地位をさらに強化する計画です。
同社のAdrian Loretz COOは、「アジアにおける物流拠点の強化に伴い、今回事業を拡大できる事を嬉しく思います。昨年末には長期的な視点で、貨物需要を旅客機の貨物室だけでは対応できない事が明らかになり、貨物専用機を導入するという決定に至りました。これは、東南アジア全域で24時間の輸送能力を構築する戦略の一環でもあります」とコメントしています。
現在エアアジアグループは、新型コロナウイルスの影響により旅客事業以外に注力しており、今後も様々な事業を展開していく予定としています。Photo : Airasia