2019年6月に破産手続きに入り、現在全便の運航を停止しているジェットエアウェイズですが、年内にも運航を再開させる計画です。
ジェットエアウェイズは、イギリスのKalrock CapitalとUAEを拠点とするMurari Lal Jalan 氏が率いるコンソーシアムが、ジェットエアウェイズを再建させる権利を取得しましたが、この両者が策定した再建案をインド会社法審判所が承認したことから、運航再開へ向け大きく前進しました。
この再建案では、30機の航空機を運用し、貨物専門事業の拡大や、デリー、ムンバイ、ベンガルール以外の小規模な都市にハブを設置することが含まれており、以前のように競合他社とハブ空港が重複しない戦略となっています。
競争が激しいインドの航空業界ですが、競争環境は新型コロナウイルスの影響を更に悪化しており、ジェットエアウェイズは順調に復活を遂げられるのか注目となります。Photo : Jet Airways