シンガポール航空は、2021年7月16日にコペンハーゲン~ローマ線に就航することがわかりました。既に予約の受付を開始しています。
この路線は以遠権を行使して開設されるものとなり、A350-900型機にて週3便の運航を予定しています。現在同路線は、ライアンエアー、スカンジナビア航空、ノルウェージャンと競合し飛行時間は2時間20分となりますが、投入機材や価格面などではシンガポール航空が総合的に優位とみられます。
パンデミック以前には、ストックホルム~モスクワ、フランクフルト~ニューヨーク間の運航実績があるほか、先日には成田~ロサンゼルス線を再開させるなどしている同社は予てから以遠路線に注力している会社としても知られており、パンデミック下での新路線の開設は非常に興味深いものとなります。
都市国家であり国内線の運航がないシンガポール航空ならでは策とも考えることができ、この路線が成功するのか注目なります。Photo : SIA