FSC 機材 航空ニュース

ルフトハンザドイツ航空、一転して5機のA340-600型機の復帰を決定 ファーストクラスの需要に対応

 ルフトハンザドイツ航空は、長期保管しているA340-600型機の一部を復帰させる計画であることを明らかにしました。

 これまでの計画では、新型コロナウイルスの影響により全機退役とする方針を示し、既報の通り全17機のうち12機を売却する交渉を進めていることがわかっていましたが、残る5機は運航ラインに復帰させます。

 復帰理由は、航空需要が回復しファーストクラスの需要も見込めることから、この需要に対応するため同クラスを搭載している同型機の復帰を決めたとしています。

 今後同機はミュンヘンのハブに配置され、北米・アジア路線に投入されることになりますが、再投入時期は2022夏を予定しています。またミュンヘンのハブには、2023年夏頃にファーストクラス搭載のA350-900型機が配置される予定となり、最終的にA340-600型機はこのA350-900型機に更新され売却される予定となっています。

 一時はA340-600型機の全機退役は決定的とみられていましたが、一転して運用継続となり少なくとも2023年までは同機の活躍をみることができそうです。また、A350-900型機にファーストクラスが搭載されることも公式発表となり、今後発表されることになるシートがどのようなものになるのか注目です。Photo : Lufthansa

ルフトハンザドイツ航空、名古屋/中部~フランクフルト線の運航再開を取り止め 大阪/関西~ミュンヘン線の再開は8月2日に延期

ルフトハンザドイツ航空、レトロジャンボを含む2機のB747-8型機が運航ラインに復帰

ルフトハンザドイツ航空のA380が全機長期保管に切り替えへ 退役に向けた動きが加速か