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スプリングジャパンがJALグループに正式加入 傘下のLCC3社で成田を拠点にネットワークを構築

 JALは、成田を拠点とした傘下LCC戦略が本格始動したことを発表しました。

 JALはLCC事業を強化し、今後、回復・成長が見込まれる観光・VFR(友人親族訪問)のマーケットで収益を生み出し、事業領域を拡大することを中期経営計画の柱の一つとしています。その取り組みの一環として、春秋航空日本/スプリングジャパンとジェットスター・ジャパンの両社に対して追加出資を行い、ジップエアとともに3社による事業展開を通じてポストコロナにおけるマーケットの変化に対応しながら、成田を拠点とするLCCネットワークを構築します。


Photo : JAL

 そして今回スプリングジャパンはJALグループの連結対象子会社となり、今後春秋グループが持つ中国における高いブランド力と販売力を活かし、中国から日本への旺盛なインバウンド旅客需要を獲得し、将来的には未就航地点への就航を目指すとしています。

 またジェットスター・ジャパンは、日本国内のLCCマーケットの拡大する方針で、今回の出資でコロナ影響により毀損した財務体質を早期に回復させ、今後見込まれるマーケットの回復にスピード感を持って対応し、更なる成長に繋げる計画です。

 最後にジップエアは、今後アメリカの西海岸やアジア線など中長距離路線へネットワークの拡充を予定し、新たな利用客層を開拓し成長させていく計画とし、JALグループは今後成田を拠点としたLCC3社の強みを活かしたグローバルなネットワークを構築し、「世界から日本の各地域へ、日本の各地域から世界へ」を実現するとしています。

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