ルフトハンザドイツ航空は、保有する2機のA321を貨物専用機に改修することを発表しました。
今回の改修は、短距離貨物市場を強化することを目的としており、一部の機齢を重ねたA321の2機を旅客機から貨物機へ転用(P2F:Passenger to Freighter)します。
この改修は、完全な貨物機へ改修するものとなり、メインデッキにもコンテナが搭載できるよう、大型の貨物ドアが取り付けられます。このような改修によりA321P2Fは、コンテナを14個搭載でき積載量28トン、航続距離3,500kmを誇ることになります。なお運航は、フランクフルトを拠点にルフトハンザシティラインが担当します。
Photo : Lufthansa
今回の改修決定に伴いルフトハンザカーゴのDorothea von Boxberg CEOは、「A321の導入により、当日配送の対応を求める顧客の要望に応えるとともに、当社のグローバルな接続のための緻密なネットワークと商品の提供をさらに強化していきます。今回選定した機種は、1フライトあたり28トンの輸送が可能であり、短距離用旅客機の貨物室よりもはるかに大きな貨物量となっています。フォワーダー、インテグレーター、郵便事業者に加えて、Eコマース事業者もこのサービスの顧客になるでしょう」と述べています。