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ラタム航空グループ、9機のB767-300ERを売却へ

 ラタム航空グループは、保有する6機のB767-300ERを売却する計画であることがわかりました。

 現在経営再建を目指しているラタム航空グループですが、先日のA350-900型機の全機退役に続き、更に長距離専用機材を削減します。

 これは現在も南米で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる航空需要の減退に対応するもので、当面回復の見込みがない長距離路線に関する事業が優先的な改善ポイントとなっています。

 今回対象となっている機材は、ラタム航空ブラジルが保有する機材となり、保有する13機のうち9機(PT-MOB、PT-MOC、PT-MSS、PT-MOA、PT-MOE、PT-MOF、PT-MSW、PT-MSX、PT-MSZ)を売却するためにニューヨークのは破産裁判所に承認を求め申請したことがわかっています。これにより同社には4機の(PT-MOD、PT-MSO、PT-MSV、PT-MSY)同型機のみが残る見込みです。

 なお裁判所が承認すると、今後これらの機材はリース会社のJetranに売却される予定となっています。Photo : LATAM

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