アメリカン航空は、7月の第1週の連休期間(7月1日~5日)において、前年比3倍となる270万人の乗客を輸送したことがわかりました。
同社は、同期間において前年比で約2倍となる26,000便を運航し、利用客数が3倍となる270万人が利用したとし、航空需要の回復が継続しているとの見解を示しています。
この連休期間では、全米の利用客数が2019年の水準を超えることも予想されていましたが、運輸保安庁(TSA)が発表した保安検査通過人数は、2年前と比べ18%減(約1,000万人)であったことを明らかになっています。
しかしながらこの数字は、人員不足により多くの運航便が運休になったことや、悪天候による多くの欠航便が発生してたことが影響したとみられ、実際は2019年の水準により近い航空需要があるとみられています。
特定日においては、2019年比で利用者数が上回る日も出てきており、各社は更なる需要の増加に備え人員確保を急いでいます。なおアメリカン航空は、パイロットの採用を急いでいるほか、拠点とするダラス空港のカスタマー・オペレーション部門の従業員300名を新たに雇用するなどの取り組みを行っており、回復が続く航空需要に対応する計画です。Photo : American Airlines