デルタ航空は、2021年4~6月期の決算を発表し、最終損益が6億5200万ドル(約717億円)の黒字に転換したことを発表しました。
同社のEd Bastian CEOは、『国内のレジャー需要は2019年の水準まで完全に回復しており、ビジネスおよび海外旅行にも強い改善の兆しが見られます。回復の勢いが増す中、当社は業界をリードする事業を支えるための投資を行っています。また、2022年以降の回復を加速させるために、機動的に航空機を取得していく計画です』と述べています。
今回の黒字化は、ワクチンの接種が拡大したことが主因となっていますが、同社の黒字化は想定していた7月~9月期の黒字化よりも早いものとなり、航空需要が急回復していることがわかります。
また、先日発表された機材の導入計画からもわかるように、今後も需要が継続して回復することを見込んでおり、いち早い正常化を目指しています。
なお同様の現象は、今後年末にかけてワクチンの接種者数が増加することが見込まれる日本でも起こることが予想されることから、早期の航空・観光業界の回復を目指すためにも、ワクチンの供給量が今後の動向を左右することが予想されます。Photo : Airbus