キャセイパシフィック航空は、2021年9月より本社などをはじめとした全施設を対象に、従業員が施設に入る条件としてワクチンの接種が必須条件とする予定であることがわかりました。
香港のジャーナリストのDanny Lee 氏によると、同社の人事部長であるPatricia Hwang氏が以下の内容を従業員に通達したとしています。
『最近香港で発見されたデルタ型やその他の新型コロナウイルスは非常に気にかける必要があり、雇用主の責任として、可能な限り安全な職場環境を確保することが我々の義務です。このようなことから、9月1日以降、キャセイパシフィック航空の施設に入るためには、ワクチン接種済みであるか、あるいは2週間ごとに検査を受ける必要があります』
健康上の問題などでワクチンを接種できない従業員への救済として2週間毎に検査を受けるという救済策が設けられましたが、原則としてワクチンを接種しなければ同社の施設に出入りすることができないことから、ワクチン接種をほぼ義務化した形です。
現在このモデルケースは、エミレーツ航空が似た形で採用しており、ワクチンを接種しない従業員は、指定期間毎の検査を自費で受ける必要があるとされています。また、デルタ航空は新入社員にワクチンの接種を義務化するなどしており、各社ワクチンの接種率の向上に努めています。Photo : Airbus
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