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カンタス航空CEO、国際線の再開の見通しは早くとも2022年後半と予測 政府によるワクチン接種の義務化を希望

 カンタス航空のアラン・ジョイス CEOは、国際線の再開は早くとも2020年後半になると予測していることを明らかにしました。

 これは地元のラジオに出演した同CEOが明らかにしたもので、10月から定期的に国際線の運航を再開したいと考えていたものの、ワクチンの接種が順調に進んでいないことから、早くても2022年半ばまでは国境規制が続く可能性があるとの見解を述べています。

 また航空従事者にワクチンの接種を義務付けるべきとの考えを示し、「ロックダウンと国境閉鎖のサイクルを終わらせるには、ワクチンの接種が唯一の方法である」と発言しています。なお先日には同社の客室乗務員が変異株に感染していたことが明らかになり、社会に対して混乱をきたすような状態になったことも一因として、航空従事者のワクチン接種の義務化の必要性を訴えています。

 また同国のヴァージンオーストラリア航空とアライアンス・アビエーションもカンタス航空の方針を指示しており、今後同国がどのような判断を下すのか注目となります。なお現在オーストラリアは、変異株により連日新規感染者数が100人を超える日が続き増加傾向にあります。Photo : Qantas

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