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エアリンガス、A350-900型機の導入を見送りへ 発注分はグループ他社へ

 エアリンガスは、予定していたA350-900型機の導入を見送ったことがわかりました。

 同社は、2008年に6機のA350-900を発注し、その後3機を追加して計9機の同型機の導入を2014年から予定していましたが、最初の4機は同じくIAGグループのイベリア航空に納入する計画に変更となり、残る5機がエアリンガスに納入される予定でした。

 今回この5機が、エアリンガスが受領しないことがエアバスのオーダーブックとIAGグループのSteve Gunning CFOの発言から明らかになっており、エアリンガスは正式にA350型機の導入を見送ったことになります。また同CFOは、キャンセルはしていないとしていることから、A350シリーズを保有している同グループのイベリア航空・ブリテッシュエアウェイズが受領するとの見方が強くなっています。

 同社は、主力の長距離路線においては保有するA321LRや、今後受領を予定しているA321XLRを主力としていく方針とみられ、現在もワイドボディ機となるA330は保有していますが、機材の性能向上により主力はナローボディ機になっていく予定です。Photo : Airbus

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