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ジェットエアウェイズ、2年間の運航停止を経てパイロットの採用を再開

 インドのジェットエアウェイズは、約2年間の運航停止を経てパイロットの採用を再開しました。

 これは、債務超過により停止していた同社の運航再開が、会社法審判所(NCLT)から承認されたことを受けたもので、今後運航再開へ向け準備を進め、早ければ年内にも運航を再開させる見込みです。

 現在のところ募集においては、B737、A320、B787、A330、B777のライセンス保持者を受け入れるものとみられており、受け入れ口は幅広くなっています。

 これまでにわかっている再建計画では、30機の航空機を運用し、貨物専門事業の拡大や、デリー、ムンバイ、ベンガルール以外の小規模な都市にハブを設置することが含まれており、以前のように競合他社とハブ空港が重複しない戦略となっています。

 ただでさえ競争が激しい市場のうえに新型コロナウイルスの影響を受けた厳しい環境下で、果たして同社は再び経営を軌道に乗せられるのか注目となります。Photo : Jet Airways

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