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新LCCのノースアトランティックエアウェイズ、B787-9型機を6機追加導入

 現在就航の準備を進めているノルウェーの新LCCとなるノースアトランティックエアウェイズは、6機のB787-9型機を追加導入することを発表しました。

 今年3月に同社は、エアキャップ社とB787-9型機6機とB787-8型機3機リース導入する契約を結んでおり、今回新たにBOCアビエーションから6機のB787-9を導入する契約を結び、計15機のB787を導入することになります。

 同社は、2021年後半から2022年前半に運航を開始する予定の新長距離LCCで、今後ニューヨーク・ロサンゼルス・マイアミなどの大西洋路線を開設する予定です。

 周知の通り、ノルウェージャンは経営状況の悪化により長距離路線から撤退したことから、今後この需要を取り込みたい考えで、かつてのノルウェージャンと同様の戦略をとるものと考えられており、これにはある人物が深く関わっています。

 その人物はかつてノルウェージャンを急成長させ強力なリーダーシップを発揮していたBjørn Kjos元ノルウェージャンCEOで、今回創設者の一人として会社の立ち上げに深く関わっています。

 現在のところ導入予定の全機が元ノルウェージャンの機材となる見込みで、ノルウェージャンの分身とも言える同社が、再びB787で長距離LCCの事業の収益化を図ることになります。かつてBjørn Kjos氏は、東京への就航計画を明らかにしていたことから、ノースアトランティックエアウェイズも軌道にのれば、日本路線の開設も視野に入れることも考えられ、今後が楽しみなエアラインとなります。Photo : Norwegian

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