南アフリカ航空(SAA)は、運航再開へ向けて同国航空当局から航空運送事業許可(AOC)を再取得しました。
同社は、2019年12月から破産状態にあり、資金繰りの悪化により2020年9月に運航を停止し、同国政府は資金提供に関して幾度となく躊躇していましたが、資金調達が承認され2021年9月までに運航を再開させる予定です。
今回のAOC取得に伴い同社の暫定CEOであるThomas Kgokolo氏は次のように述べています。「AOCの取得は、SAAが数週間後に再び空を飛ぶための準備をする上で、重要な進展です。本社、格納庫、そして国内のターミナルでは、スタッフが再開に向けた最終的な準備段階を終えようと懸命に取り組んでいます。就航日の決定が遅れることへの不満があることは承知していますが、SAAのスタッフ全員が、再開前にシームレスに多くのことが機能するのか確認する必要があります。再開日に関しては近く発表できることを確信しています」
新型コロナウイルスの影響以前から赤字体質となっている同社ですが、果たして1年の休止期間を経て、生まれ変わったエアラインへと変化しているのか注目となります。Photo : SAA