アメリカの大手LCCのフロンティア航空は、従業員に対しワクチンの接種を義務付けます。
デンバーを拠点とする同社は、2021年10月1日までに全ての従業員に完全なワクチン接種を義務付ける予定としており、病気などやむを得ない理由がある場合は、定期的な陰性証明の提出を求めるとしています。
今回の措置は、デルタ株がアメリカ国内で急増していることを受けたもので、同社CEOは今回の決定に伴い以下の声明を発表しています。『フロンティア航空では安全性を最重要視しており、従業員の安全を確保し、運航を守り、お客様を守るために、可能な限りの手段を講じる必要があります。今こそ、新型コロナウイルスの終息に向けて、私たちができることを実行する時です』と述べ、ワクチンの接種を呼びかけています。
現在アメリカでは、ワクチンの接種数が頭打ちとなったことから、インセンティブの付与や企業が義務化するなどして接種率の向上に努めています。これまでに航空会社ではユナイテッド航空が義務化を発表しており、今後同様の措置を講じるエアラインも増えていくことが予想されます。
同様の自体は今後日本でも起こりうることが予想されますが、果たして日本の企業がこのような決定を行うことができるかは不透明です。Photo : Frontier Airlines