EASA(欧州航空安全局)は、A350型機の運航停止は不要と判断したことがわかりました。
この問題は、カタール航空が保有するA350型機の一部で、塗装の下地が想定よりも早く劣化していることが確認されたもので、先日カタール航空当局の指示のもと、カタール航空は13機の運航停止を決定しました。
この問題に関してEASAは、昨年末からこの問題を把握しているとし、提供されたデータによると、塗装や保護膜の劣化が航空機の構造に影響を与えたり、その他のリスクをもたらしたりする兆候は無いとしています。また、他の航空会社では、この問題は報告されていないとし、現時点で運航停止にする必要はないとの見解を現地メディアに対して明らかにしています。
仮に現在エアバスの主力機となっている同機の運航停止が世界中に波及した場合、大混乱が予想されるだけに、今後もこの問題は注視する必要があります。Photo : Airbus